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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】隣席の肥満客に押し潰され14時間のフライト 豪男性、アメリカン航空を訴える

テイラーさんは脊椎が異常に湾曲する「脊柱側弯症」を抱えており、このフライトでその持病が悪化してしまったという。その後も腰痛や首の痛みなどに悩まされていることから現在、アメリカン航空側に10万豪ドル(約830万円)以上の損害賠償金の支払いを求める訴訟を起こしている。

テイラーさんの弁護人トーマス・ジャンセンさんは「テイラーさんは痛みを軽減させるために、何度もCAに座席の移動をリクエストしていました。別の座席に移動させてほしいと言ったりCAの座る席に座らせてほしい、もしくはトイレに座らせてほしいとまでお願いしたにもかかわらず、CAはその都度テイラーさんの要求を拒否しました。アメリカン航空は、テイラーさんに実行できる代替案を提示するという配慮も行わなかったのです」と話している。

狭いエコノミーの席で肥満体型の乗客と隣り合わせになり、自分の座席にまで幅を取られてしまうとあっては誰もがうんざりすることだろう。しかし最近、アメリカン航空の新しいボーイング737マックス機では3列並びの座席を通常より最大で5cm狭くし、従来の160席から172席へと座席数を増やすことを発表した。さらに他の航空会社も1人でも多くの集客を図ることを目的として、エコノミー座席の幅や足元のスペースを狭くして座席を増やす計画を立てており、世間から非難の声も寄せられているようだ。

ジャンセンさんは「そうした試みは、テイラーさんのようなケースが増加することに他なりません。もしテイラーさんが勝訴となれば、今後は同じような理由で航空会社を訴える人が増えるでしょう」と述べている。

なお、テイラーさんから訴えられたアメリカン航空側は「テイラーさんの申し立てに関して、事実を再調査中」としている。

出典:http://www.news.com.au
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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