海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ウズベキスタン国営航空が乗客の体重と手荷物重量を測定。安全のためと説明。

「ウズベキスタン国営航空」がこのほど、搭乗者の体重や手荷物の重さを測定すると発表した。あくまでもフライトの安全性向上のためと謳っているが、肥満体型の客に対する料金上乗せの導入を検討しているのではないかとの声もあるようだ。

空港のチェックインカウンターにてスーツケースを預け入れ、その重さによっては超過料金の支払いを求められることもあるが、その後に自分たちの体重や手荷物を測定となると、混雑のシーズンにおいてはかなり面倒な印象も。しかしウズベキスタン国営航空(Uzbekistan Airways 本拠地:タシュケント)はこのほど、「それらもきっちりと測ることにします」と発表した。

機体の離陸重量はフライトの安全性や燃費を左右する。従来は機体の重さに燃料の量、これに乗客乗員の人数、貨物室の搬入重量などを加えて計算されていたが、その後に搭乗者の体重、機内持ち込みの手荷物などを搭乗ゲートで測定すれば、その数値はもっと明確なものになる。同エアラインは、「国際航空運送協会(通称IATA)の定める安全基準を守るためにも、その測定は小型機も多く保有している我々にとって重要な意味をなす」と主張している。

たとえば、一つの座席に体が収まり切らない超肥満体の搭乗者に対する料金上乗せシステムを設けているエアラインはすでに複数ある。またビッグサイズの人々を乗せて飛ぶことが多々ある「サモア航空(Samoa Air)」は2013年、巨漢向けの“XL class”という高い料金のクラスを設け、より大型な座席にしたセスナ208(Cessna 208)型機を発注して好評を得ている。燃費向上のためにも離陸重量をできるだけ抑えたいとエアラインは願い、利用者は狭い座席でも快適な旅を楽しみたいと願うものである。ウズベキスタン国営航空もやがて同様の方針を打ち出す可能性があるのかもしれない。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)