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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】女装のベビーシッター、4歳男児に食事を与えずベルト、焼き網、電気コードでせっかん死(米)

事件が起きたのは2014年1月8日。美容師の資格を持つクリジー・キングという女装した29歳の男が悪質なベビーシッターとして逮捕され、殺人、幼児虐待、暴行など最終的には9つの罪に問われていた。

事件現場は西48thストリートにある高級アパートのキングの部屋で、拷問にも等しい激しい暴行の末、たった4歳にして命を奪われたのはマイルス・ドブソン君。マイルス君は29日間におよびキングの元に預けられていた。ある朝、マイルス君が体調不良だとしてキングは911番通報したが、救急搬送された「マウント・サイナイ・セント・ルークス病院」でマイルス君は死亡。そこで深刻な脱水症状と衰弱、体中の傷やアザが確認され、医師は警察に虐待の疑いがあることを報告した。

このほどニューヨーク州最高裁判所においてその裁判が開かれ、マイルス君に対するキングの暴力や虐待行為の数々が明らかにされた。手と足を電気コードでしばったこと、扉にカギをかけて寒いベランダにTシャツやショートパンツ姿で放置したこと、ベルトのバックル部分でムチのように体を叩いたこと、オーブントースターの熱くなった焼き網を肌に押し当てて火傷させたことなど数々の虐待行為が白日の下にさらされた。悲鳴が外に漏れるのを恐れ、マイルス君の口にはダクトテープを貼りつけていた上、キングはマイルス君に12月26日から死亡した1月8日までロクに食事を与えず、1月7日には激しい衰弱による体調の異変を感じとっていたものの放置していたという。

母親であるアシュリー・ドブソンさんはマイルス君の祖母にあたる自身の母親を伴って法廷に現れたが、キングによるそうした残酷な行為と遺体の詳細を知らされると「聞くに堪えない」と言って激しく取り乱している。アシュリーさん自身も過去の虐待を理由にマイルス君の親権を奪われており、養育も父親のオーキー・ウェイドさんにゆだねられていた。キングとウェイドさんは交際中で、ウェイドさんはニュージャージー州に用事で出かけている間、マイルス君の世話をキングに頼んでいたという。

キングはすべてを事実と認める有罪答弁を行い、司法取引にも応じていたことから検事局は求刑を22年に減じていたが、ロバート・シュトルツ判事はもっと長期の服役が必要と感じているもよう。判決は10月21日に言い渡される予定だ。祖母のリンダ・ドブソンさんはメディアの取材に、「キングはモンスターのような男。こうした事件で犠牲になるのはいつも幼い子供、命の芽を摘み取られてしまうのです」と言うとがっくりと肩を落としたという。

出典:http://www.wetpaint.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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