米サウスカロライナ州のチェスター郡から、新生児のわが子を冷蔵庫で死なせた母親の話題が飛び込んできた。死因は低体温症および窒息と特定されたと地元メディア『WSOC-TV』が伝えている。

サウスカロライナ州のチェスターという町で、今年2月27日に起きていた乳児虐待致死事件についての注目の裁判が始まった。起訴されていたのはアンジェラ・ブラックウェルという27歳の母親。アンジェラは生後たった4日のわが子、ウィリアム・デヴィッド君を冷蔵庫に数時間ほど閉じ込めて殺害した疑いがもたれている。

「赤ちゃんの具合がおかしい」として病院に運ばれ、そこで死亡が確認されたウィリアム君については誰もが心臓に急な異変が生じたものと受け止めていた。ところが検死の結果、ウィリアム君は低体温症および酸欠による窒息を起こしていたことが判明して警察が介入。自宅には当時アンジェラ以外にも数名の人物がいたため事情聴取が長引いたが、赤ちゃんとずっと一緒にいたのはアンジェラであったとして警察は彼女に捜査の的を絞るようになった。しかし彼女の親しい友人や親戚が「アンジェラはウィリアムをとても可愛がっていた」と話したことから捜査がかく乱し、立件には非常に長い時間を要したという。

アンジェラの身柄は現在チェスター郡拘置所にあるが、保釈金の設定はなされていない。もしも裁判で有罪が確定した場合は20年の服役を命じられる可能性が高いという。ウィリアム君の父親であるジェフ・ルイスさんは、メディアの取材に「すべてでっちあげ、アンジェラは子供を傷つけるような人間ではない。本当に素晴らしい母親になれたはずなのです。そんな事件を彼女が起こすわけがない」と今なお訴えている。

出典：http://www.cosmopolitan.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）