人を襲う恐ろしいサメとして世界各地で脅威の存在となっているホホジロザメ。オーストラリアの海洋学者があるホホジロザメについて追跡調査を続けていたが、体長2.7メートルのそのサメが突然何ものかに襲われ、食われて死んだ。巨大タコか、巨大ピラニアか、はたまた共食いかと話題になっている。
数々のサーファーの命や手足を奪った歴史から映画『ジョーズ』のモデルとなり、“Man eater shark”の異名で人々に恐れられているホホジロザメ。世界の多くの海域で確認されており、ビーチリゾート産業に影響を与えることから監視が続けられている。しかしこのほど、オーストラリアの海洋学調査チームが米「スミソニアン・チャンネル」にひとつの恐ろしい事実を告げた。
「あるホホジロザメにタグをつけてGPSで追跡調査を続けていたところ、2か月後に何ものかに食われて死んでしまいました。そのデバイスから送られてきたデータによれば、水深580メートルで異変が発生しています。突然水深を示す値が急降下し、温度計は何日間も上昇したままでした。深海に棲む何ものかに襲われ、サメはその消化器系に入ったものと考えられます。あのサメを襲うとしたら最低でも体長4.8メートル、2トン級の生き物となるでしょう。」
ホホジロザメも恐れるべき“海のモンスター”の話題を伝えた英メディア『デイリー・ミラー』は、「巨大タコ、巨大ピラニア、巨大ホホジロザメ、ゴジラ、クラーケン(北欧に伝わる海の怪物)、いったい何に襲われたと思いますか?」と5つの選択肢を設けてウェブアンケートを実施。圧倒的に多かったのは「巨大ホホジロザメによる共食い」という回答であった。ちなみに、海の最も獰猛な生き物といわれるのはシャチ。サメとは相性が悪くニアミスは避けると見られてきたが、稀にシャチがホホジロザメを襲うこともあるという。
※ 画像はYouTubeのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)