ある大病院に家族が入院している時、 死亡を告げる通知が“誤って”舞い込んできたら…!? 患者の家族らは今、「縁起でもない、なんと失礼な話なんだ」とその病院への不信感を募らせている。
豪メルボルンにある「オースティン病院(Austin Hospital)」はこのほど、患者およびその家族、そして彼らをその病院に紹介したファミリードクターらに対する謝罪文を述べた。同病院の事務職員が入院中の患者約200名について、そのファミリードクター宛てに患者の死亡を告げるファックスを誤って送信してしまったというのだ。
その内容は当然ながら患者の家族に告げられ、誰もが青ざめ、動転する心を鎮めながら病院に駆けつけたはずである。何とも情けないこのミスについて、病院事務局は「パソコン内にある、ファミリードクターとの連絡に使用されていたテンプレートを変更する際、選択を誤ったことが原因。その職員は疲労感がたまっていたようです」と釈明した。
もっとも、死亡という悲しい知らせを患者の家族に告げなければならない立場にある各ファミリードクター。この件では不要な心労と負担を強いられたとして、「パソコン操作におけるケアレスミスでは済まされない」と激怒。オーストラリア医師会(Australian Medical Association)を通じて同病院を断罪している。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)