豪州発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【豪州発!Breaking News】「先天性副腎過形成」と闘う天才少女サーファー。夢は世界チャンピオン。(豪)

先天性の難しい病気が判明し、乳児期に長く集中治療室で過ごした少女も今では6歳。闘病生活は一生続くと宣告されたが、活発なその子はいつしかサーフィンに夢中になっていた。オーストラリアの大きな波に挑む少女が話題を呼んでいる。

この写真の可愛い少女は、アメリカ生まれのクインシー・シモンズちゃん(6)。スケートボードも大好きという活発で運動神経のよいクインシーちゃんだが、信じられないことに新生児の時に重い病と診断され、長いこと入院生活を強いられていたのだ。その病と薬とは一生縁が切れないというが、この子の前向きな姿、明るい笑顔に人々は「心が洗われる」、「勇気づけられる」と感動させられている。

クインシーちゃんが診断されたのは、生命には欠くことのできないコルチゾールという副腎皮質ホルモンの一種が不足する、常染色体劣性遺伝の病である「先天性副腎過形成」。放置すれば嘔吐、脱水、体重減少、低ナトリウム血症など多様な症状に苦しむことになり、定期検査と1日3回のコルチコイド剤服用を一生にわたり続けなければならない。また外陰部に男性化の兆候が現れた場合は、その対処も行われることになるそうだ。

そんなクインシーちゃんは、父親のジェイクさんの見よう見真似でサーフィンを始めてまだ1年半。しかしあっという間に上達し、今ではゴールドコーストの自分の背をはるかに超す高い波に果敢に挑んでいる。指導にあたっているプロサーファーもクインシーちゃんの6歳とは思えない卓越したスキルを称え、「人間的にも素晴らしいものを持った子です。サーファーとしても世界に進出してチャンピオンを目指すでしょう」と太鼓判を捺している。この子のニックネームは“The Flying Squirrel(モモンガ)”だそうだ。

※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)