25日夜、ニューヨークはブルックリンで盛大に開催された『MTV/ビデオ・ミュージック・アワード（VMA）』授賞式。そこで日本でも大人気のワン・ダイレクションが「Best Song of the Summer」なる賞を受賞したものの、オーディエンスはなんとこれにブーイング。そのあまりにも思いやりのない行為に、同じ会場にいた歌姫レディー・ガガ（27）は大変腹を立てたもようだ。

このほど“Best Song Ever”なるヒット曲で「Best Song of the Summer」という栄えある賞をゲットしたワン・ダイレクション。だがこの受賞の発表に、会場のオーディエンスは思わずブーイング。この様子を見ていた歌手レディー・ガガはすっかり気分を害し、黙ってはいられない気持ちになってしまったらしい。

この後バックステージに戻りビデオカメラに向かってお礼の言葉を述べたメンバーだが、その姿をガガが発見。思わずメンバーに歩み寄るなり、ガガは優しくこう声をかけているのだ。

「あなたたちにはこう言いたいの。あなたたちは、今みたいに成功している価値がある人たちなのよ。」
「あんな人たちに非難の声をあげさせちゃダメだわ。」
「もう帰りたい気分よ。ブーイングが聞こえる場所になんていたくないもの。」

ちなみにワン・ダイレクションのメンバーはかねてよりガガのファンであることを公表しており、2011年にハリー・スタイルズ（19）はこのようにメディアに語っていたほどだ。

「僕たちもレディー・ガガのようなレベルにならなくちゃって思う。」
「彼女がどんなにプロフェッショナルで勤勉な人なのか聞いたことがある。それに彼女はとっても素敵な女の子なんだ。」

それを知ってか知らずか、優しい言葉をかけ励ましたガガ。「人をいじめてはいけない」と強く訴えてきたガガらしい優しさに、ワン・ダイレクションのメンバーと彼らを応援するファンは改めて心を打たれたはずだ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）