イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】あの超個性派女優がMoMAの“生きた”展示品に。見学者はもうビックリ。

近代美術の世界では、生きた人間がそのままアートになることも。ニューヨークでは今、ある女優の「寝姿」がそのまま展示されているとして、大きな話題を呼んでいる。

MoMAの名で親しまれている「ニューヨーク近代美術館(Musuem Of Modern Art)」で23日、人々の目は1つのガラスケースにクギづけになってしまった。これは現代美術のアーティスト、コーネリア・パーカーが“出品”したもので、作品タイトルは『The Maybe』。ケースの中でブロンドヘアの痩せた女性が横になって眠っている。

実は彼女、イギリスの有名な女優ティルダ・スウィントン(52)である。『ナルニア国物語』シリーズで“白い魔女”に扮したように、誰にも真似のできないツルンとした白い素肌がかもす無機質な表情と、身長180cmのシャープなボディが武器という超個性派だ。

彼女は水分だけを補充し、このケースの中でずっと眠り続けるというからあっぱれ。これまでもイギリスやスペインで同様の“展示”を試みたというが、パーカーもティルダも「次はいつどこで」と予告しないため、どこの美術館においてもいきなりのサプライズとして話題をさらっている。

このティルダ、役者としてはジョージ・クルーニーが主演した2007年公開のサスペンス映画『フィクサー』で英米アカデミー賞の「助演女優賞」に輝いており、『バーン・アフター・リーディング』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』といった作品ではブラッド・ピットとも共演。日本での知名度は低いものの、数々のヒット作品に出演しているため、「一度見たら忘れられない顔」となっている。

不名誉にも男性誌には“最もセクシーではない女優”などに選ばれてしまうこともあるティルダだが、実は彼女の美しさにはあのシャネルも惚れこんだほど。最近そのコレクションのひとつ、「パリ – エディンバラ」のモデルに選ばれて話題となった。また、デヴィッド・ボウイもミュージック・ビデオ“The Stars”に彼女を起用している。実にアーティスティック・ポイントの高い女性と言えるであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)