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【アフリカ発!Breaking News】電気のない学校。iPadを導入する学校。超二極化する南アの教育現場。

2012年1月30日 11:00

様々な最先端機器を駆使した授業は子供にとってプラスかマイナスか?自然とのふれあいを提唱する昨今、南アフリカのある学校で、iPadを利用した授業をするという。




1月26日、ある女子高の親元に手紙が配布された。「12歳と14歳のクラスで、7月からiPadを授業に取り入れるので持ってきてください」というもの。この学校以外にも超エリートといわれている学校2校で、同様にiPadを取り込んだ授業が行われるそうだ。

南アフリカではiPadはおよそ5000ランド(約4万9000円)、これはかなりいい私立学校の授業料1ヶ月分ほどに値する。このような値段も技術も高い機器を利用することは、通常の授業に必要な物資すら手に入れにくい公立高校との教育と比べて、その差が歴然としてしまう。教育心理学者も「この状況は、資金の潤沢な学校とそうでない学校との情報技術知識における格差を増大させるものになる」と述べている。

ITエキスパートによると、こういった情報技術を授業で利用するメリットは、書くことを苦手とする子供が(キーボードを打てばいいので)授業においていかれることがなくなるという点。一方デメリットは、『聞く能力(授業を聞いて学ぶ能力)』が発達しにくいということだ。

南アフリカの学校はお金のあるなしで、教育に大きな差が出る。公立学校でも一定の額しか政府から支給されないので、教師への給料や潤った教育を保持するために、不足分を授業料として集めている。有名私立にもなると、妊娠がわかった時点で、生まれてくる子供を待機児童リストに申し込む母親もいるほどだ。一方、低所得者層の通う学校には、最低限必要な学校設備もないというところもあり、3600校は電気すら通っていない。南アフリカのほぼ全ての学校が、均等に現在の技術を利用できるまでにはあと数十年はかかるだろうと見ている教育者もいるそうだ。

政府としては将来的に、学校にインターネットの導入を促しているのだが、現在インターネットを導入している学校は全体の23%でしかない。今回のiPadを取り入れた授業は試験的なものだそうだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)


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