アフリカ発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アフリカ発!Breaking News】オレンジを大量に投げつけられた農夫が死亡。同じ農場で働く2名逮捕。(南ア)

オレンジを思い切り投げつけられたら本当に痛い、当たり所によってはかなり危険であろう。南アフリカでこのほど農業労働者の間で喧嘩が勃発し、大量のオレンジを投げつけられた1名が死亡するという事件が発生した。

南アフリカ北東部のリンポポ州ツァニーンで、同じ農場で働いていた労働者の間でいがみ合いが激化し、1人の男性が大量のオレンジを投げつけられて絶命した。投げつけた27歳、30歳の男が過失致死容疑で逮捕されて警察で取り調べを受けているが、まさかオレンジが当たったくらいで人は死なないという考えは甘かったようだ。

警察は遺体解剖の結果、死因は“鈍的外傷”によるものと発表した。これは刃物、カミソリ、ガラス、釘、針、金属片など鋭利なものにより受けた出血や傷を伴う“鋭的外傷”とは対照的に、交通事故、転倒、打撲、衝突、墜落といったものが原因となって起こる。皮膚には傷や出血が確認できなくても深部の出血やダメージは否定できず、初期対応を誤ると機能に障害が残ることも少なくない。今回のケースもオレンジが全身に当たったことにより、脳挫傷や内臓破裂、骨折、筋肉の損傷といったダメージが疑われたという。

ちなみにイタリア・ピエモンテ州イヴレアで行われている『La battaglia delle arance』という祭りは、雪合戦さながらにオレンジを投げつけあうことで有名。オレンジの直撃はかなり痛いため、皮をむいて投げ合うことが流儀となっているそうだ。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)