エンタがビタミン

writer : eri

「ぼくに何がわかるだろう。でも願っています。」佐藤健がブログで被災者に贈った言葉。

この度の東北太平洋沖地震を受けて、俳優の佐藤健が自身のブログ『WITH』の中で被災者にエールを送った。

「今回の東日本大震災につきまして。」という題で始まるブログの内容は次の通りである。

佐藤は、どんな文章を使っても、自分が何を偉そうなことを言っているんだと思い、ブログを書くことを躊躇していたようだ。しかし、「いつも自分を応援してくれる人、支えてくれている人、自分のブログを楽しみにしている人に、伝えたいことがある」という想いからブログを書くことを決意したらしい。

「被災された方々、どうか、どうか頑張って下さい」「家も家族も友達も何も失うことのなかったぼくに何がわかるんだと自分でも思います。けれどもみなさんに生きていて欲しい。いつの日か新たなスタートを切って笑って過ごせるときがくることを心から願っています」「大変だと思いますが、希望を捨てないで」と綴っている。

さらに被災者以外の人には「被災地の方々を少しでも支えられるように、自分にできることを精一杯やっていきましょう」「こういうときこそ一人一人が意識を高く持ち、力を合わせることが必要」と思いを記している。

最後に、「まだ安心できない状況ですが、お気をつけて」と綴った。

被災していない自分が偉そうなことを言えないという佐藤。確かに被災した方の苦しみや悲しみは、その方にしかわからないものだと思う。だが、佐藤が贈った言葉は被災された人々の心にわずかでも届いたはずだ。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)