エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ドラマ現場で仲間はずれ状態? 女優“りょう”の苦悩。

モデルでありながら個性派女優として活躍する“りょう”は新ドラマ『JOKER ジョーカー許されざる捜査官』(フジ系)でもルポライターである訳ありな女性を好演している。しかし、堺雅人や錦戸亮、杏といった中心的な役者と交流できないと悩んでいるようだ。

『JOKER ジョーカー許されざる捜査官』は前作、上戸彩主演の『絶対零度~未解決事件特命捜査~』の枠で7月13日よりスタートしたサスペンスドラマだ。
「絶対零度…」は時効になった事件の真実を暴いていく内容で、上戸彩も若い女性刑事を好演しており見ごたえのあるものだった。次にくるドラマがどこまでそれに迫れるかと危惧していたのだが「JOKER ジョーカー…」にはそんな心配は不要だったようだ。
第1話から手に汗握る展開で、特に普段は「仏の伊達さん」と呼ばれる頼りない警部を堺雅人が見事に演じていてドラマに深みを出している。その彼が実は「必殺仕置き人」的な男なのだが。彼をサポートする鑑識官役の錦戸亮がまた、いい味を出しているのだ。しかも彼が第2話にして早くも伊達警部の正体を疑い始め不気味な行動に出る。まったく先が読めない展開なのである。
伊達とコンビを組む新人女性刑事を演じる杏も、気が強く正義感に溢れるが、それだけに伊達に不甲斐なさを感じるという立場を見事に演じている。
そんな部下を取りまとめながらも上部の大きな力との板ばさみになり辛い立場なのが神奈川県警捜査一課の課長である井筒将明でベテラン鹿賀丈史がその複雑な役柄をこなす。

そして、女優のりょうの役どころは伊達の元恋人で元刑事、今はルポライターという設定だ。彼女は法で裁かれない悪に耐え切れずマスコミとしてそれを暴こうとルポライターになったのである。彼女が登場するのはほとんどがバーのシーンでマスター役の大杉漣との2ショットから始まることが多い。そこに仕事に疲れた伊達役の堺雅人がイチゴシェイクを飲みに来るというパターンがおきまりとなる。

7月20日に「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに登場したりょうは、そんなドラマでの悩みを語った。
彼女は自らも公言するほどお酒が好きで、梅酒やビールをよく飲むらしい。前述のように今回の役柄ではバーでの撮影が多く、目の前には様々なお酒が並んでいるのだ。しかし、彼女はそのお酒を飲むことはないという。撮影に使うバーは本当のバーを借りて、営業時間外に撮影を行う。つまり、撮影は毎回、早朝ロケなのである。それではロケが終わって、バーのお酒で打ち上げという気分にもなれないし、そもそも営業時間ではないのだ。

だが、りょうの悩みは他にあった。彼女と大杉漣は自ずと毎回、早朝ロケになるので、中心メンバーとなる刑事チーム、堺雅人、錦戸亮、鹿賀丈史、他に平山浩行などと行動を共にすることがないわけだ。聞くところによると、刑事チームは撮影終了後に一緒に飲みに行っているらしい。酒好きの彼女としては自分だけが仲間はずれになったようなものである。

司会のタモリが「堺雅人は酒を飲むのかな?」と尋ねるとりょうは憮然として「それさえも、知りません」と短く答えたあたり、かなり仲間はずれがショックなようである。

しかし、りょうにも唯一の楽しみがあり、バーでの早朝ロケで一緒になる大杉漣の面白いジョークをいつも聞くことが出来るそうだ。大杉漣といえばかなりな個性派でトークも芸人並にネタをもっているのだ。刑事チームに入れなかったりょうにとって、せめてもの救いといえるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)