足を14針も縫うこととなった。治療費は2200ドル(約33万円)で幸いにも保険で支払うことができたものの、看護師をしている彼女は怪我のせいで立っていられず仕事を失ってしまったという。
そして治療から2週間後に抜糸することができたが、「傷跡は一生残るだろう」とリアンさんは主張している。後日、彼女は怪我についてTemuに報告し、「同商品をサイトから削除してください」と訴えたが、Temuからは「請求書番号が必要です。その番号が不明の場合は購入履歴が確認できないため、何の対応もできません」と言われたそうだ。
Temu側に意見を聞き入れてもらえなかったリアンさんは数日後、商品レビューに裂傷を負った足の写真とシューズのハトメの写真を投稿し、1つ星をつけて他の購入者に注意を促すことにした。
これが功をなしたのか、Temu側は今回の件について調査を開始し、同じ商品の販売を停止したようだ。Temuの広報担当者は次のようにコメントしている。
「提供されたスクリーンショットとその他の情報を確認し、我々はシューズの出店企業を特定して商品を削除しました。また、テイラーさんと積極的に連絡を取り合い、この問題に対処するために出店企業と緊密に協力していく所存です。」
一方、リアンさんは人々に対してこのように注意を促した。
「もしTemuでこのシューズを買ったのなら、捨ててください。私はもう二度とTemuでの買い物はしません。お金を節約したいと思ってここで買い物をするのは理解できますが、長期的に考えるとそれは割に合いません。」
なお現在のTemuには、リアンさんが怪我をしたシューズと似たデザインの商品がいくつか販売されている。
画像は『New York Post 「Temu customer’s foot sliced open by ‘razor sharp’ stud found in new $12 boots, left to pay thousands in medical bills」(Kennedy News & Media)、「My online shopping order went very wrong ― ‘I’ve never laughed so hard’」(Facebook / Kmart Hacks and Decor)』『The US Sun 「WRONG FOOT I loved my £4 Vinted trainers until I broke out in a horrific rash after tiny mites burrowed into my skin and laid eggs」(Credit: Kennedy News)』『Metro 「Dog lovers tricked into buying steroid-filled ferrets instead of poodles」(Picture: YouTube)』『Brownells 「Designer accidentally creates a VERY rude Christmas jumper with phallic design」(Wholesale Clearance UK)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)