バッキンガム宮殿の公式SNSが国王の75年の人生をたどるモンタージュ動画を公開した。
映像は、母エリザベス女王に抱かれた幼児期から子ども時代、当時の妻ダイアナ妃、息子達であるウィリアム王子(当時)やヘンリー王子との思い出や、国王としての戴冠式までの姿などを早送りで紹介したものだ。
国王は誕生日当日、余った食料を再分配する試み「コロネーション・フード・プロジェクト」を正式にローンチし、カミラ王妃とともに英オックスフォードシャー州にある食料配給拠点「Food and Education Alliance」を公式訪問した。現場では、スタッフや訪れた人々が『ハッピーバースデー・トゥ・ユー』を合唱する場面もあった。
さらに夕刻にはバッキンガム宮殿で、英国内で働く看護師達と助産師達を招待したレセプションパーティを開催した。この祝賀会はNHS(英国民保健サービス)の開設75周年記念の一環であり、同時に国王の75歳の誕生日を祝福するものだ。会場には400人以上の看護師と助産師が出席し、パーティの最後にはNHSの合唱団が『ハッピーバースデー・トゥ・ユー』を歌って締めくくった。
この後には、国王とカミラ王妃のロンドンの住居「クラレンス・ハウス」で家族を招いた祝賀会が行われた。パーティは夜遅くまで続き、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が深夜近くに邸宅を出る姿が目撃されていた。
なおこの日の正午には、国王の誕生日を祝い、ロンドンのグリーンパークで王立騎馬砲兵(Royal Horse Artillery)が祝砲を放ち、のちにロンドン塔でも名誉砲兵隊(The Honourable Artillery Company)が祝砲を放った。
ロンドンのピカデリー・サーカスの電光掲示板には、国王の誕生日を祝うメッセージと最新のポートレートが映し出された。
画像は『The Royal Family 2023年11月14日付Instagram「This evening The King hosted a reception to celebrate nurses and midwives working in the UK.」「His Majesty The King today attended a birthday party at @highgrovegarden in Gloucestershire」「The Coronation Food Project has been launched!」「Spotted on Piccadilly Circus…」、2023年11月14日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)