倒れたバイクの近くで佇むソックスのあまりにも悲しい表情で、ソックスの絵を描いて投稿する人まで現れるほどだった。そして今回のニュースには、次のようなコメントが寄せられた。
「飼い主のそばを離れないなんて! 心が痛む。」
「なんて表情をしているのだろう。お願いだからあの子犬を助けてあげて!」
「悲劇だね。でも17歳の子があんな大型バイクに乗って子犬を抱えていたら、事故に遭うのは当然だと思う。」
「子犬は怖くて、あの場から動けなかっただけなのでは?」
「前日に引き取った犬なら、また飼い主との絆なんてできていないよね。」
「そんなことはないと思う。虐待を受けてきた犬なら特に、自分が保護されたということをちゃんと分かっているはず。絆はすぐに生まれるものだよ。」
「自分を温かく包んでくれた女性が目の前で動かなくなったんだ。きっと困惑しているのだろう。かわいそうに。」
「犬は話すことができないけど、この子は何が起きたのかちゃんと分かっていると思う。」
「動物は人間よりもずっと、忠誠心が強いんだよ。」
「子犬の姿を見て涙が出たよ。新しい家で幸せになって欲しい。」
「悲しいニュース。安らかに…。」
なお、事故を起こしたトラックは猛スピードで現場から走り去っており、事故の翌日に行われた葬儀では「犯人を一刻も早く捕まえてほしい」という声が多数あがっていたようだ。地元警察は監視カメラの映像などからトラックの持ち主を特定しているが、今も運転手の逮捕には至っていない。
そしてソックスはというとその後、デボラさんのボーイフレンドのサミュエルさん(Samuel)が引き取ったそうで、SNSでこう綴っていたという。
「デボラは長年、メス犬の“ブーツ(Boots)”を可愛がっていてね。彼女が犬たちに世界中の全ての愛を注いだように、今度は僕がブーツとソックスを大切に世話するよ!」
ちなみに今年8月にはアメリカで、飼い主が亡くなったことを知らないまま10日間、病院の前で帰りを待ち続けた小さな犬が話題となった。犬は飼い主が搬送された緊急救命室のドアをじっと見つめていたそうで、健気な姿に多くの人が心震わせた。
Así fue en accidente de tránsito donde murió una mujer motorista que viajaba con su mascota.
Ocurrió en Tecún Umán, zona 7 de Xela. pic.twitter.com/3E92u5bMxd— InfoGT_Noticias (@infogt_noticias) September 20, 2023
画像は『Periódico Zócalo 2023年9月22日付「Perrita se muestra triste al ver que su compañera falleció en accidente; indigna caso de Débora Abigail」』『Peludos Desamparados 2023年9月24日付Facebook「#GUATEMALA」』『The Mirror 2023年10月1日付「Heartbroken puppy refuses to leave owner’s side as girl, 17, killed in motorcyle crash」(Image: Jam Press)』『Planeta Mascota Xela 2023年9月24日付Facebook「NO ES “BOTAS” ES “CALCETITAS”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)