チャールズ国王夫妻はフランス南西部にある都市ボルドーへと移動した。
国王夫妻がボルドーの市庁舎前に到着すると、集まった群衆から温かい歓迎を受けた。英仏両方の国旗を掲げた人々からは「ゴッド・セイブ・ザ・キング!」の声もあがった。夫妻はしばらくの間人々と交流すると、市庁舎内に入り、姉妹都市提携を結んでいるボルドーと英国の都市ブリストルとの関係について学んだ。
市庁舎を出た夫妻は、英国海軍の戦艦「アイアン・デューク(HMS Iron Duke)」に乗船し、英仏の防衛関係を強調するレセプションに出席した。
さらに夫妻は、環境に優しい公共交通機関“電動トラム”でブルス広場に移動し、フェスティバル形式のイベントを訪れた。
その後、チャールズ国王は「Experimental Forest(実験の森)」を単独訪問し、昨年の壊滅的な森林火災による影響や被災地の復興、今後の火災予防と森林回復戦略について話を聞いた。
一方のカミラ王妃は、地元で困窮している人々に低価格の食料品や生活必需品を提供するボルドーの慈善団体「Le Pain de l’Amitié」を訪問した。
この後、夫妻は再び合流し、ワインの生産で知られるボルドーならではの場所を訪れた。仏訪問最終日のフィナーレを飾ったのは、サステナブルなワイン生産で知られる「シャトー・スミス・オー・ラフィット」だ。
「シャトー・スミス・オー・ラフィット」は1365年にボスク家がブドウ栽培をしたことから始まった歴史あるシャトーで、1720年代に土地を購入したジョージ・スミス氏がワインを英国に輸出してその名を有名にした。シャトーは何代にもわたって引き継がれ、1990年に経営者となったダニエル・カティアール氏が、最新技術と伝統手法を融合した環境保全型のワイナリーを確立した。
シャトーを訪れたチャールズ国王とカミラ王妃は、ダニエル氏と妻フローレンスさんから歓迎を受けると、ぶどう畑を見学した後、赤ワインを注いだグラスで乾杯をした。
画像は『The Royal Family 2023年9月21日付Instagram「In recognition of the defence ties between France and the UK,」「As neighbours, friends, partners and allies, there is no challenge to which we cannot rise, as we have done so often in the past.」「Their Majesties have visited the flower market in Paris,」、2023年9月22日付Instagram「Today, Their Majesties are in Bordeaux to continue #RoyalVisitFrance!」「Thanks for having us on board!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)