こう続けた。
「奴らは映画『スパイダーマン』の全身緑色のグリーンゴブリン(架空の犯罪者)に似ていて、武装しているようだった。銃を2度発砲したが怪我はなく、その場で立ち上がると姿を消した。」
「彼らの体の色はシルバーで、丸い形の靴を履いている。靴底には何かの機能が付いていて、地上1メートルまで浮上するとホバリングする。靴のかかとは赤く光り、飛ぶ時は腕でバランスを取る。ただ歩き方は普通だった。」
「奴らの頭は長く、マスクを付けている。目は黄色っぽいが視力はいい。奴と向き合ったが、顔を見せようとはしなかった。逃げ足はかなり速い。」
なお村では、不思議な緑色の光を放つ生き物の姿が撮影されるなど、エイリアンの噂は瞬く間に広がり、人々は約1か月を怯えて過ごしたものの、ついには警察や軍に救援を要請する事態となった。
村までは、ペルー北東部ロレート県の県都イキトスから川を進む船旅で約10時間かかるが、国家警察、ペルー海軍、当局などが駆けつけて真相究明にあたり、「エイリアンは存在しない」と結論付けた。
ちなみに検察庁の予備調査報告書によると、エイリアンだと思われていたのはコロンビアやブラジルからやって来た違法な金鉱採掘者とみられるという。金の採掘は、周辺の環境破壊、水銀による川の汚染、人身売買、人権侵害、犯罪組織グループなどによる犯罪の横行など様々な問題をもたらすと言われており、違法採掘者たちはより自由に活動ができるよう、ハイテク技術を駆使して先住民族らに恐怖心を植え付けていたようだ。
画像は『The Daily Star 2023年8月9日付「‘7ft-tall yellow-eyed aliens’ dubbed ‘Face Peelers’ leave tribe terrified of attacks」(Image: Jam Press)』『The Sun 2023年8月8日付「ALIEN VS PREDATOR Cops probe claims villagers being terrorised by ‘Predator-style ALIENS’ after girl has neck slashed by mystery ‘beast’」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)