以降はともに笑顔を見せていた。
サムさんは「最初の写真を撮った時は、ローライフレックス(Rolleiflex)」というカメラを100ポンド(約1万8100円)で購入したばかりでした。当時は大金でしたよ。人の写真ばかり撮っていて自分を撮っていませんでしたから、自撮りをしてこの伝統を始めました」と、写真を撮り始めた当時を振り返る。
ジョーさんを「生涯の友」と表現するサムさんは、家族ぐるみで付き合うほど仲良くなったと話す。「私が店を訪れるたびに、『30年経ったね』『40年経ったね』とジョーさんはいつも言っていました。そして50年を迎えましたが、ジョーさんに言われるまでは50年も通っていたなんて気づきませんでしたね。この節目はお祝いするほど特別なものだと思い、ジョーさんは無料で散髪をしてくれましたよ。」
2人の伝統的な写真撮影はこれからも続いていくと思われたが、今年が最後になるかもしれないという。サムさんの娘ニッキー・ヒグビーさん(Nicky Higby、48)は「残念ながら、父の健康上の問題で、恐らくこの写真が最後になると思います。父はパーキンソン病や他の疾患の闘病生活を送っており、もうカメラを持つことが難しいのです。前回の2015年の時にはなんとかカメラで写真を撮ることができましたが、今年はiPhoneにしました」と現状を語った。
さらにニッキーさんは、ジョーさんについて「ピザを注文する間違い電話を受けたとき以外は、いつもニコニコしている素敵な方です」と述べ、このように続けた。
「Reddit(海外掲示板サイト)に父の自撮りの写真が投稿されたのを最近見たのですが、何千件ものコメントが寄せられていました。みんな2人が楽しそうな表情をしていることについてコメントしていて、心が温まりました。」
ちなみに昨年6月にはアメリカで、40年間同じ場所、同じポーズで5年毎に写真撮影する5人の男性が注目を集めていた。
画像は『Metro 2023年7月13日付「Incredible mirror selfies documents man’s trip to the same barber over 50 years」(Picture: Matt Cardy / ITV / SWNS)(Picture: Sam Farr / David HedgesSWNS)(Picture: David Hedges / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)