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writer : ac

【海外発!Breaking News】天然温泉で“脳を食うアメーバ”に感染! 致死率98%で2歳男児が死亡(米)

鼻から侵入すると脳に寄生する。そうして脳の組織を食べながら増殖し、患者の脳は腫れ、機能を失い死亡する。

初期症状は風邪とよく似ているが、悪化すると首の痛み、痙攣、意識障害や幻覚などの神経症状を起こして昏睡状態に陥ってしまう。そして1~18日後に死に至るそうで、ウッドロー君はアッシュ・スプリングスで水遊びをした7日後の午前2時56分に息を引き取った。多くの人が「何とか助かりますように」と祈りを捧げていたが、最期は脳の活動が一切見られず、手の施しようがない状態だった。

なおPAMは、人から人への感染はないものの、汚染された水道水で鼻を洗浄したり、塩素処理がしっかり行われていないプールなどでも感染が報告されており、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は「鼻クリップやマスクを使用すること」「特に夏には温かい淡水に飛び込まないこと」「川、池、湖などでは水底をかき混ぜたりしないこと」「(天然)温泉でも水中に頭を入れないこと」などを推奨している。

ちなみにCDCによると、アメリカでは1962年から2022年の60年間で157件のPAMの感染が報告されており、生存者は4人だけという。感染者は77.1%が男性で、年齢中央値は11歳、感染者が最も多いのは7、8月だそうで、これからの時期は特に注意が必要なようだ。

画像は『GoFundMe 2023年7月19日付「Please help Mel and Brianna through this tragedy」』『Angie Huntington Bundy 2023年7月19日付Facebook「Prayer request for my nephew Woodrow please」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

致死率約98%と言われる「ネグレリア・フォーレリ」による感染症「原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)」で脳の活動が一切見られなくなったウッドロー君。人々の祈りは届かず、19日に息を引き取った(画像は『Angie Huntington Bundy 2023年7月19日付Facebook「Prayer request for my nephew Woodrow please」』のスクリーンショット)

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