水深が浅く幼い子供たちが気軽に遊ぶことができる水遊び場を数回訪れていた男児(一部報道では女児とも)が今月中旬、「原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)」で死亡した。公園を管理する市は水質検査をしっかり行っていなかったことを認めており、市民は怒りやショックを露わにしている。『ABC7』『KSAT.com』などが伝えた。
米テキサス州タラント郡アーリントン市にある水遊び場(スプラッシュ・パッド)を今夏、数回訪れていた男児(名前・年齢は公表されず)が11日に死亡した。スプリンクラーなどが設置された小さな遊び場は「ドン・ミザンヒマー・パーク(Don Misenhimer Park)」の一角にあり、暑い夏は子供たちに人気の場所だ。
男児がパークを訪れたのは8月末から9月初めのことで、今月5日に「原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)」に感染していることが判明。同州フォートワースの「クック・チルドレンズ・メディカル・センター」に入院していたが、6日後に息を引き取った。
男児がPAMと診断された5日、アーリントン市内のスプラッシュ・パッドは全て閉鎖され、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は24日、ドン・ミザンヒマー・パークのスプラッシュ・パッドの水のサンプルからPAMの殺人アメーバ「フォーラーネグレリア」が検出されたことを公表した。
フォーラーネグレリアは湖、川、池などの比較的温かい淡水でよく見られ、