海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】公園の水遊び場で男児が「脳を食うアメーバ」に感染し死亡(米)

人の鼻から侵入すると脳に寄生して組織を食べる。また水の塩素消毒が不十分なプールや、汚染された水道水にも生息する。

PAMの初期症状は発熱、寒気、嘔吐、頭痛などで悪化すると首の痛み、痙攣、意識障害、幻覚などの神経症状を起こして昏睡状態に陥り、1~18日後には死に至る。致死率は約98%~99%と非常に高く、PAMの予防には鼻クリップやマスクの使用、頭を水に入れないことなどが有効だ。

男児の死を受け市当局は「シーズン前に行われる年1回の検査では市内の全てのスプラッシュ・パッドの水質に問題はみられなかった」と述べるも、シーズン中は水質検査を行う「パークス・アンド・レクリエーション」の職員が検査結果を記録することを怠っていたことを認めている。特に男児がドン・ミザンヒマー・パークを訪れた3日間のうち、2日間は検査すら実施されていなかったことが明らかになっており、市民からは「怠慢が引き起こした事故」「防ぐことができただけに、親の気持ちを思うといたたまれない」「安全な場所のはずなのにあまりにも衝撃的」といった声があがっている。

なおCDCによると、米国内でのPAMの発症は2010年から2019年で34人で、そのうちの30人はレクリエーション用水域で、3人は汚染された水道水での鼻洗浄で、1人は汚染された水道水を使用し自宅の庭でスライダー遊びをしていての感染だという。

ちなみに今年8月には、米カリフォルニア州在住の7歳男児が湖で遊んだ後、PAMに感染して死亡した。入院当時、男児の脳は酷く腫れていたという。

画像は『The Sun 2021年9月28日付「TESTING ‘FAILURE’ Boy dies from BRAIN-EATING amoeba found in public splash pad as city admits it could have been caused by human error」(Credit: Fox)(Credit: Centers For Disease Control(CDC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

殺人アメーバ「フォーラーネグレリア」(画像は『The Sun 2021年9月28日付「TESTING ‘FAILURE’ Boy dies from BRAIN-EATING amoeba found in public splash pad as city admits it could have been caused by human error」(Credit: Centers For Disease Control(CDC)』のスクリーンショット)

1 2