かたまりは監督からの指示で「120パターンぐらいやって喉がちぎれるかと思いました」と相当苦労したそうだ。「難しすぎて途中で帰りたくなった。今までの仕事の中で一番難しかった」と嘆きつつも、「難しかったけど、本当にやらせてもらってよかったです」と語った。

さらに劇中の野原家のような家族について印象を聞かれると、もぐらは「最高ですよね。野原家のような家族は、すべての税金を免除した方がいいと思います」と突拍子のない発言で会場をどよめかせて笑わせると、「それぐらい素晴らしいです。払う必要ないです」と断言。続くかたまりは「税金は払った方がいいと思います」と続けて、「僕も去年結婚したんですけどああいった家族を持ちたいなと思いますね」とまた場内を沸かせた。

また今回の声優経験をどのようにお笑いに活かせるか―の質問には、もぐらが「今、単独ライブのツアー中ですが、しんちゃんの映画に出たことによるエキスが存分に詰まっていますので、しんちゃんファンの皆さんも見逃せないのではないかと思います」とちゃっかり宣伝。記者から「具体的には？」と突っ込まれると、「それを言うとネタバレになっちゃうんで…」とうまくかわしてみせた。

最後にはかたまりがリクエストに応えて「クレヨンしんちゃん、最高、最高、最高！」のギャグを披露して会見はお開きとなった。

会見には主題歌『Future is Yours』を手がけたスリーピースバンド「サンボマスター」の山口隆、近藤洋一、木内泰史も出席した。

（TechinsightJapan編集部　取材・文：関原りあん）