米マサチューセッツ州ボストンで現地時間17日、第127回ボストンマラソンが開催された。100か国以上から3万人以上のランナーが参加した今大会の最中、あるランナーが便意をもよおしてしまった。簡易トイレまで間に合わなかったのか、民家の庭に忍び込んで用を足すことを決めたランナーだったが、不運にも監視カメラがその姿を捉えていた。憤った家主がその映像をネット上に公開すると、一部の人から同情の声が寄せられたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
ボストンマラソンは、米マサチューセッツ州ミドルセックス郡ホプキンスからスタートし、サフォーク郡ボストン市のダウンタウン近くにあるバックベイ地区のゴールに向かって、42.195キロのコースが用意されている。トップランナーは2時間台でゴールするが、フルマラソンの平均タイムは男性で4時間21分3秒、女性で4時間48分45秒となっている。この間に水分補給などを行うこともあり、長時間走り続けるランナーのために複数の簡易トイレを設置するなどして設備を整えていた。
今回、1人のランナーが力走中に便意を感じてコースを離れたが、その足は簡易トイレに向かっていなかった。よほど緊急だったのか、ランナーは近くの民家の庭の隅で用を足すことを選んだのだ。こっそりやればバレないと考えていたのかもしれないが、不運なことに玄関先に設置された監視カメラに映り込んでしまった。
その映像からは、ランナーたちが走る道路と民家の間に背の高い木々が並んでいるのが確認でき、庭の隅に1人のランナーが立っている。ランナーはおもむろにズボンを下ろすと、その場に屈んで用を足し始めた。数秒後、沿道で応援していた家主とみられる男性が何かに気付いたのか、