現地時間4月4日に行われた裁判で、現金を盗もうとしていたことを認めた。この結果、12か月の執行猶予付きで18週間の実刑判決が下された。さらにマークには120時間の無給労働と、合計717ポンド(約11万8千円)の支払いが命じられた。
この判決を聞いたマイクさんは「判決は甘すぎると思います。NHS(イギリスの国民保健サービス)は私たち国民が信頼している組織であり、そこで働く人が盗みをしたことに失望しています」と話している。マイクさんはマークの行動に嫌悪感を抱いたが、「悪いことをする人はどこにでもいますし、今回は彼がそうだっただけですよ」とコメントを残した。
なおマークは犯行の2日後に退職しており、現在は救急隊員ではないと報道されている。
救急隊副隊長を務めるネイサン・ハドソンさん(Nathan Hudson)は「スタッフらはかつての同僚が罪を犯したという事実にゾッとするでしょうね。私たちは誰かの家に入る時、信頼される立場にあります。マークの行為は私たちの評判に傷をつける非常に遺憾なものであり、今も働くスタッフたちはより困難な状況に立たされることになります。今回の事件が法廷に持ち込まれ、刑事司法制度によって処理されたことを喜ばしく思います」と述べた。
今回のニュースには、人々から「最低すぎる」「他の人の家でも盗んでいそうだ」「一番弱っている時に、信頼している人から盗まれるなんて悲しい」「この男はとんだ恥さらし」など怒りや悲しみの声が多数寄せられている。
画像は『Mike Drage 2023年4月6日付Facebook「Whilst my mother was being given CPR by the other Paramedics.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)