約3か月かけて全てのウサギを民家から救出した。幸いにもウサギのほとんどに体調不良は見られなかったが、健康上の問題があった一部のウサギは安楽死となり、最終的に150羽のウサギが救出された。多くのウサギはすでに新しい飼い主のもとで暮らしているが、まだ飼い主が見つかっていないウサギもいるという。
ノッティンガムシャー州にある動物保護団体「Brinsley Animal Rescue」には、物価の上昇が家計を圧迫してウサギを飼えなくなった人々が、ウサギを引き取ってもらうために殺到している。場所や金銭的な問題から保護できる数には限りがあるため、222羽ものウサギを追い返すしかなかったそうだ。
同団体を運営するジョン・ベリスフォードさん(Jon Beresford)は「園芸用品センターやペットショップに行き、子どものために後先考えずに軽い気持ちでウサギを購入する人が多数います。ウサギの飼育は簡単でケージに入れておけばいいと思い込んでいる人が多いですが、そんなことはありません。ウサギは最も虐待され、蔑ろにされている動物なのです」とウサギの厳しい現状についてコメントしている。またジョンさんはウサギを飼うことを考えている場合には、ブリーダーやペットショップから購入するのではなく、保護施設にいるウサギを引き取ることを推奨している。
ちなみに今年2月には、米ニューヨーク州のある民家から50代夫婦の遺体と150匹の猫が発見されたことが多くのメディアに報じられていた。
画像は『Metro 2023年4月6日付「Couple bought four rabbits 15 years ago and now have 160」(Picture: RSPCA / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)