このカナダガンは湖の砂浜にいた時、湿った砂の部分が凍り始めそこに体がくっついてしまい動けなくなってしまったようだ。
どうにかカナダガンを救出しようとスタッフらも試みたが通報者と同様に上手くいかなかったため、午後12時45分に同州ポーター郡チェスタートンにある消防署「Porter Volunteer Firefighters, Inc.」に連絡して応援を要請した。消防隊員らが現場に到着すると、持ってきたホースを使ってカナダガンの周囲に60度前後に温めた水をかけ少しずつ氷を溶かして救出することができた。カナダガンは長時間厳しい寒さに晒されていたため、地元の野生動物リハビリテーション及び獣医施設に運ばれて治療を受けている。
このニュースを知った人からは「自然の成り行きに任せるべき」と今回のカナダガン救出を批判する声があがったものの、大半は「カナダガンが助かってよかった」「私たちも自然の一部なのだから、できるだけ助けるというのは正しい選択だと思う」「カナダガンがこれ以上苦しまずに済んでよかった」「思いやりの心を持つことは悪いことではないはず」と今回の救出劇に肯定的な意見が寄せられている。
ちなみに2021年12月には、極寒の川に落ちた犬2匹のために消防隊員が体を張って救出しており、消防隊員の活躍に称賛の声が続出していた。
画像は『Fox News 2023年1月3日付「Indiana firemen rescue goose trapped in frozen sand along Lake Michigan shore」(Indiana Department of Natural Resources, Law Enforcement Division / AMAZING ANIMALS+ /TMX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)