チャールズ国王(73)には幼い頃から大切にしてきたものがある。それは、くまのぬいぐるみ“テディベア”だ。幼少期からの友であり、チャールズ国王は我が子同様にテディベアを大切にしており、その愛着は国王が40代になってもなお強く、当時はテディベアにお世話係までつけていたという。国王はなぜこれほど“テディベア”に愛着を持っていたのだろうか? どうやらその背景には、チャールズ国王が味わった「地獄のような」いじめや「心が痛むほどの」孤独感があったようだ。
今月8日に発売される米作家クリストファー・アンダーセン(Christopher Andersen)著書の伝記『国王:チャールズ3世の生涯(原題/The King: The Life of Charles III)』にて、チャールズ国王の幼少期から青年期について明らかになった。英メディア『The Daily Star』が報じている。
チャールズ国王にとってテディベアはとても貴重な存在だったという。信頼できる補佐官、そしてチャールズ皇太子(当時)の身の回りの世話役であったマイケル・フォーセットさん(Michael Fawcett)は、このテディベアの世話も担当しており、常にテディベアの居場所を把握していたそうだ。
マイケルさんによると「このテディベアに修理が必要になったとき、それをすることができるのはたった1人の人間だった」という。
マイケルさんは本の中でこう明かした。
「チャールズ皇太子(当時)のテディベアに針と糸を使うことを許されたのは、王室の元乳母メイベル・アンダーソンさん(Mabel Anderson)だけでした。皇太子は40代に差し掛かっていましたが、テディベアの修理が必要になるたびに、自分の子供が大手術を受けているのかのように心配していましたね。」
メイベルさんは、乳母を引退した後も修理のたびに呼び出されていたという。
またクリストファー氏は本の中で、