いよいよ指輪の出番というところで男児はぐっすりと眠ってしまったのである。
これには男児のそばについていた祖母も「なんてこと、どうしよう」と言いたげな表情で苦笑いを浮かべる。
そして祖母や祖父、周囲の親族は男児の鼻をつまんだり、体を揺らしたりとあの手この手で起こそうとするが、男児は迷惑そうに身じろぎするだけだ。
そうこうするうちに、いよいよ指輪の交換の時間が迫ってくる。
結局、男児を起こすことを諦めた祖母らは、眠ったままの男児と指輪を乗せたリモートカーを両親のもとへと押して、指輪を届けたのだった。
どうやらこの男児には、リングボーイの大役は時期尚早だったようである。
この微笑ましいハプニングの一幕がFacebookページ『Daily Mail Moms』に投稿されると、動画は47万回以上再生され、人々から共感や男児を憐れむ声がこのように寄せられた。
「可愛すぎる。うちの甥っ子も結婚式でリングボーイの役目を果たす前に同じように寝てしまった。」
「うちの息子がバプティズム(キリスト教の洗礼式)でまさに同じことになったわ。式の間も、写真撮影も、彼のためのパーティーの間もずっと寝たままだったの(笑)」
「なんて可愛いの。全然起きないけど、指輪はしっかりと握りしめて離さないみたい。きっとお母さんに『大事に守ってね』って言われていたのね。」
「この男の子を起こせたとして、怒り狂ってしまうだけよ。指輪は手渡して、この子をこのまま寝かせておくべき。」
「なんて可哀そうな赤ちゃん。なんで鼻をつまむの、このまま寝かせてあげて。」
「赤ちゃんを尊重すべき。可愛さに焦点を当てるんじゃなくて、彼らが心地よくすごせることを考えてほしい。」
画像は『Daily Mail Moms 2022年10月4日付Facebook「This baby failed in a very cute way to deliver the rings at his parents’ wedding!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)