所持していた銃を取り出してその場で犬を射殺した。その後、この警察官が「別の車を用意してくれ。犬が撃たれたんだ。私が犬を撃った。私が犬に噛まれたから救急車が必要だ。大至急だ」と無線で話す音声が記録されていたと報じられている。
この犬は体重61ポンド(約27.6キロ)の“ブレイズ(Blaze)”という1歳の犬で、ピットブルとラブラドール・レトリバーのミックス犬だった。ウェイランド警察署長代理のエド・バーマンさん(Ed Burman)は「今回の件は非常に難しく不幸な状況となりました。警察官や地域住民の安全が最重要ですし、警察官が武力行使をしなければならない場合にはいつでも事態を重く受け止めています。この事件の全容を把握するために詳しい調査を行います」とコメントを残した。
またブレイズは過去に人に噛みついたことが2度あり、攻撃的な行動を起こしてしまう原因を解明しようと獣医とともに取り組んでいるところだった。獣医はブレイズが不安を抱えていることから人に噛みついてしまうのではないかと推測していたという。飼い主はブレイズについて「子どもや孫たちといる時は本当に良い子だったんです。獣医もブレイズの行動に改善の余地はあると希望を持っていて、私たちは必要な措置を取って段階的に取り組んでいるところでした」と明かしている。
今回のニュースが報道されると、「襲われたのが子どもやお年寄りではなく、対処できる警察官で良かったよ」「攻撃的な性格だと分かっているのなら放し飼いにすべきじゃないね」「これは飼い主の責任だ」「誰よりも犬を愛してきた自信があるけど、この報道に間違いがなければ警察官は正しい判断をしたと思う」など警察官の行動を擁護するコメントが多数寄せられている。
画像は『New York Post 2022年10月6日付「Cop kills family dog while responding to child’s accidental 911 call」(WHDH)』『WCVB 2022年10月4日付「Massachusetts police officer shoots, kills dog after being attacked, bitten」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)