アメリカでは警察官が発した銃弾によって一般市民が命を落とす事件が度々起きているが、このほど警察官が発砲した流れ弾で女性が死亡してしまうという痛ましい一報が届いた。『The Sun』『The New York Times』などが伝えている。
今月1日の午後5時20分頃、米テキサス州ダラス郊外のショッピングセンター近くで警察官が発砲した銃弾によってマルガリータ・ブルックスさん(Margarita Brooks、30)が命を落とした。現場では草むらに人が倒れていると通報を受け、警察官が付近を捜索していた。
警察官は当時、数メートル先に犬を連れて歩いていたマルガリータさんに気付いた。倒れた人を探していたこともあり、警察官はマルガリータさんに「大丈夫ですか? その犬はあなたのですか?」と声をかけた。
その瞬間、犬が警察官に向かって駆け寄ってきた。慌てた警察官はマルガリータさんに「犬を捕まえて!」と叫ぶもそのまま犬に数発発砲、その流れ弾がマルガリータさんに直撃してしまったのだ。マルガリータさんは撃たれた瞬間、悲鳴のような声で「なんてこと! 警察が私を撃ったわ!」と発し、地面に倒れてしまったという。
一瞬の出来事だったが、警察官のボディカメラにその恐ろしい瞬間が収められていた。マルガリータさんは胸に銃弾を受けたことにより死亡したが、