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writer : momono

【海外発!Breaking News】56年の時を経て巡り合えた姉妹 「神様が今と言ってくれた」(米)

「ああなんてことだ! 間違いなく君のお姉さんだよ」と言ったという。一緒に喜びあう感動的な再会は3時間にも及んだ。

その後もビデオチャットなどで毎日連絡を取り合っていたが、ついに今年の6月、2人は対面を果たした。メアリーさんがイギリスに住むダイアンさんとダイアンさんの夫を、米ノースカロライナ州ナグス・ヘッドで夏の休暇を過ごせるよう招待してくれたのである。

メアリーさんの話によると、実母はメアリーさんのところに戻ったが、メアリーさんは里親のもとでそのまま育てられた。実母はメアリーさんの近くに住み、メアリーさんが26歳の時に乳がんで亡くなったという。だがメアリーさんは里親には一人娘だと言われていたため、「(ダイアンさんと)一緒に育っていればよかった。そうしたら私が学業や育児に行き詰まった時、その大変さをお姉さんに嘆くことができたのに」と腹立たしく思ったという。

一方のダイアンさんも「実母のことを知れば知るほど、そして実母が抱えていた苦悩を知れば知るほど、私は今の両親に育ててもらえてラッキーだったと心から思うの。本当に私に良くしてくれたのよ。でも、そう思いながらも実の母のことを知っておきたかったし、会いたかったという気持ちもあるの」と胸のうちを明かした。

その後も会話を重ね、今では「育ててくれた里親家族にこれからもずっと感謝していくわ。私たちは今、この時に出会えてよかった」とダイアンさんとメアリーさんはこれまでの環境やめぐり逢いのタイミングについて感謝するようになったという。

2人の巻き戻せない長い時間について、メアリーさんは「長い間会えずにいたのは、神様や宇宙が『ダイアンに会うのはまだ今じゃない』と言っていたような気がするの」と述べ、2人とも様々なことに感謝できる年齢になった今、こうして会えたことを喜んでいる。

メアリーさんとダイアンさん(画像は『People.com 2022年6月27日付「Sisters Feel Joy ‘Like 5-Year-Olds’ in First Meeting After 56 Years of Not Knowing the Other Existed」(PHOTO: MYHERITAGE)』のスクリーンショット)

ナグス・ヘッドの美しいビーチで1週間ずっと語り合った2人は「もっと近くにいられたらいいのにね」と別れを惜しんだ。次はメアリーさんがダイアンさんを訪ねていくことだろう。

画像は『People.com 2022年6月27日付「Sisters Feel Joy ‘Like 5-Year-Olds’ in First Meeting After 56 Years of Not Knowing the Other Existed」(PHOTO: MYHERITAGE)』『Fox News 2022年8月31日付「Sisters born to same mother meet for first time in their 50s: ‘I’ve won the lottery’」(MyHeritage)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 桃野まみ子)

ビーチで語り合う2人(画像は『Fox News 2022年8月31日付「Sisters born to same mother meet for first time in their 50s: ‘I’ve won the lottery’」(MyHeritage)』のスクリーンショット)

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