57年前にアメリカで誕生した2人の女児が、病院で入れ替わっていたことが判明した。2019年、興味本位でDNA検査を受けた女性が家系図に知らない名前ばかり並んでいたことを不思議に思い、母親にも同じ検査を受けてもらったところ親子関係が認められなかったという。その後、Facebookで自分と同じ誕生日で母親に似ている地元の女性を発見しDNA検査を依頼したところ、その女性と母親には親子関係が確認された。『New York Post』『The Sun US』などが伝えている。

米オクラホマ州在住のティナ・エニスさん（Tina Ennis、57）とジル・ロペスさん（Jill Lope、57）は1964年5月18日、ダンカン医科外科病院（Duncan Physicians Surgeons Hospital）で誕生した。

当時は退院の日を迎えそれぞれの両親と一緒に家に帰った2人だったが、今から3年前に受けたDNA検査の結果、出生時に病院で入れ替わっていたことが判明した。

そしてこのほど2人は、ジルさんの実母でありティナさんの育ての母でもあるキャサリン・ジョーンズさん（Kathryn Jones）と共に現ダンカン・リージョナル病院（Duncan Regional Hospital）を訴えた。

ティナさんは、事実が発覚するまでの経緯をこのように明かした。

「2019年、祖父のことを知りたくて娘と一緒に家系図作成サイト『Ancestry.com』のDNAテストを受けました。でも返ってきた結果には知らない名前ばかりが並んでいたので、母に聞いたんです。私の家系図には“ブリスター”という名前が占めていたのですが、母は知らないと…。それで母にもDNA検査を受けてもらいました。でも私も娘も母の家系図には現れなくて。最初は有料プランを解約したからだと思っていましたが、娘がサポートラインに電話すると『そんなことはありません。我々のサイトでは面白いことが見つかりますよ』と言われたのです。」

「娘は私が生まれた時に何らかの形で入れ替わったのではないかと言い出しましたが、私は確信がありませんでした。でも娘はネットで私と同じ日に生まれて、かつ母によく似た地元の女性を探し出したんです。私はその女性にFacebook経由でメッセージを送りました。もし私がそんなメッセージを受け取ったら、送ってきた相手は頭がおかしいと思うでしょうね。」

ティナさんからのメッセージを受け取ったジルさんは、