エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】永山絢斗、尊敬する役所広司と「イオンでバッタリ」 坂東龍汰とのエピソードには「それはいいから」

この共演に「本当にとにかくずっと緊張していた」と思い返した。そして永山はある出来事を語り出した。物語の舞台となる新潟での撮影中に「(自身が演じる)松蔵さんのお墓参りに行こうと思って、お花を買いにイオンに行ったんですね。そしたら役所さんとバッタリ出会いまして、とてもレアな経験をさせていただきまして、すごく覚えています」とのこと。これに役所は「永山くんはお墓参りのお花を買いに来てて、僕はたぶん部屋で食べる酒のつまみか何かを買いに行っていたんだと思う」と笑わせた。同作は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でたびたび公開日が延期されたため、クランクアップからはすでに4年ほどが経過。それでもこの出来事は永山にとってよほど記憶に残っていたのだろう。

舞台挨拶で楽しそうな坂東龍汰、役所広司、永山絢斗

そんな役所とのエピソードを披露した永山だったが、「絢斗くんはずっと僕の優しいお兄ちゃん」と慕う坂東龍汰からは別の出来事を明かされてしまう。「新潟で撮影しているときに、お休みの日に絢斗くんから『海鮮丼を食べに行こう』とお誘いいただきまして」と坂東が紹介すると、永山も「ご飯食べに行ったよね」と思い出した。坂東が「絢斗くんのかっこいい車で一緒に市内の方に…」と口にすると、「それはいいから」と制した永山。坂東は「あ、すみません、ごめんなさい。言っちゃいけないこと言っちゃったかもしれないです」と慌てた。

舞台挨拶に登場した坂東龍汰

また継之助のようなリーダー像について永山は「どんな時代だろうが、先輩の背中を見て学んでいくのが大事なのかなと思います。松蔵も継之助さんを近くで見ながら、自分の心を磨いていったんじゃないか」と想像し、坂東は「継之助のような人格の人はどの時代にも必要ですし、偉大な人だと思います。継之助さんの“好きなことをして生きていきなさい”というセリフは僕にとっても大きなエールになりました」と自身にも重ね合わせた。

河井継之助を演じた役所広司

継之助役の役所は「継之助さんは“どうやって生きていくか”“日本という国をどうしていくか”、若者たちへのメッセージは自分の生き様を見せて残していったんじゃないか。現代人の我々もそうですし、そんな人だったんだろうなと思います」と自身の役に思いを馳せた。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

役所広司の目に吸い込まれそうだったと坂東龍汰

「大きなスクリーンで観てもらいたい。一度観たら登場人物のことを心の中で思い出していただきたい」と小泉堯史監督

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