巨額投資トラブルが報じられたお笑いコンビのTKO・木本武宏は、23日に自ら申し出て長年所属した「松竹芸能」を退社するなど慌ただしい動きを見せている。その後、窓口となった彼の個人事務所は取材に応じて投資家A氏の存在や、後輩芸人やスタッフにA氏を紹介したが木本自身が実際に運用をしたり、手数料を受け取ったりはしてないと答えている。吉本興業所属のお笑いコンビ・ロザンの2人は、この件がネットニュースになる数日前にマネージャーから突然「(木本に)お金貸してないですか?」と聞かれ、否定するも「どういうこと?」と訳が分からなかったという。
25日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、木本武宏の新しい窓口になっている個人事務所に取材し、投資家A氏とは2~3年前に知人の紹介で知り合い、何度か会ううちに投資案件を持ちかけられたことを伝えていた。木本はA氏を信用して金を預けたところ、投資に成功。「こんな投資があるんだよ」と知人らに紹介したが、木本自身が実際に運用をしたり、手数料を受け取ったりはしてないと話している。なおA氏は金融取引業者の登録はなく、代理人の弁護士によると「今すぐ金を返金できる状況ではない」という。また別の報道によると木本は刑事・民事の両面で法的措置を取るべく準備を進めており、A氏に返済能力がない場合は自ら立て替えたうえで、返金を求めていくとのことだ。
『スッキリ』のMCを務める極楽とんぼの加藤浩次は「松竹芸能に迷惑をかけられないという木本の男気が、退社を決断したのだろう」と話し、詐欺に加担したからではないという見解を示していた。またダウンタウンの松本人志は「俺の知ってる木本はそんなやつじゃないんでね、信じてあげたいな」、