エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】広瀬すず「なんとなく姉の後ろを付いて…」で女優スタート 今も「いくらやってもあまり満足しない」

「“好き”とかよりも“悔しい”が私はずっと(心に)あったタイプだったので、好きかどうかは別として、とりあえず今これは悔しいから、中途半端すぎるから、絶対やってやろうとすごい思ってました」と振り返った。「とりあえず勝つまで、自分がちょっとでも満足するまで」とやり続けていたところ、「気づいたら好きになっていたりとか、もうこれしかないというか」と心境が変化。「悔しい(という気持ち)は相変わらずあるんですけど、“悔しい”よりも“大切にしたい”という思考に変わった」と現在では大事に思う気持ちが強くなったという。そして「今はそれでいいのかな」と笑った。

笑顔を見せた広瀬すず

同作は2020年本屋大賞を受賞した作家・凪良ゆうによる小説が原作。10歳の時に誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の“誘拐犯”とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。2人の稀有で繊細な関係性を『フラガール』『悪人』『怒り』などで知られる李相日監督が描き出すが、李監督は一切妥協せず高レベルな演技を求めるという。2021年11月14日放送の『情熱大陸』(MBS・TBS系)では、同作の撮影で広瀬が同じシーンを試行錯誤しながら20テイク以上重ねたり、どこか儚いシルエットの役作りのため広瀬が大好物のラーメンを4か月間断ってトレーニングに励んだりしている様子が放送された。

質問に答える中で女優業は「いくらやってもあんまり満足しない」とも口にした広瀬すず。以前は悔しさをバネに、今では「大切にしたい」という気持ちに加えて、少しでも満足感を得ようというひたむきさがモチベーションになっているようだ。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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