時間があれば好きな食べ物を買って帰宅する。「値段を気にしないで買えるのが嬉しくて…」と無邪気に笑う長谷川を見ているトシの表情は優しい。

長谷川が面白いことを札幌吉本時代から知っていたタカアンドトシは、ずっと彼を応援してきた。金に困り「芸人を辞めたい」と言い出さないよう食事を奢ったり、トシは何度か長谷川のために用立てもしている。2020年に『M-1グランプリ』の決勝に進んだ時はコロナ禍ということもあり、毎日のように体調を心配するLINEをタカアンドトシは送っていたという。そんな長谷川が芸人の稼ぎで、好きなものを買ったり食べたりしている話を聞いているのは、2人はたまらなく嬉しいらしい。

一方の渡辺は3万円で買った自転車に乗って自宅から駅まで移動し、今も電車を使い現場まで通っているという。長谷川は帽子とマスクで変装してもすぐバレるが、渡辺は1人で歩いていると誰にも気づかれないらしい。長谷川は特にタクシーの運転手に大人気で「応援してますよ」と声をかけられたり、サインを頼まれたりするそうだ。ここまでならタカアンドトシも経験はあるが、長谷川は先日「知り合いの娘さんが誕生日なので…」とお祝い動画を頼まれたそうだ。「誕生日、おめでとう！」って手を振る動画を車内で撮ったと明かす長谷川に、「珍しいね」「頼みやすいのかな」とタカアンドトシは苦笑している。

渡辺は最後に、タカアンドトシの2人に「『情熱大陸』（今年1月放送、TBS系）に出演した時、トシさんから“コイツ（長谷川）に日の目を当たらせることを俺たちはできなかった、おめでとう！”と言われメチャクチャ感動したけど」、「タカトシさんがこの開かない金庫の鍵を、ガチャガチャやってぶっ壊してくれて、俺が最後に引っ叩いたら開いただけですから」と話し、「僕的にはタカトシさんがいなかったら、『M-1』は優勝はできていない―とお伝えしたかった」と頭を下げていた。

画像は『HBCテレビ　2022年5月27日付Instagram「M-1優勝おめでとう」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　みやび）