2022年1月9日放送の『情熱大陸』（TBS系）にお笑いコンビ・錦鯉が出演すると発表された。 “日曜の夜のひと時、一週間を前向きに生きるパワーを感じてもらうための明日に繋がるドキュメンタリー”をテーマに、スポーツ、演劇、音楽、料理、学術などあらゆるジャンルのエキスパートが登場することで知られる同番組だが、漫才師としては今年3月に登場した和牛以来となる。

『情熱大陸』のHPを見ると錦鯉の取材を開始したのは、今年の『M-1グランプリ』の決勝進出がどのコンビになるのかも決まっていない今年の秋からだ。そもそも同番組は芸能人だけを対象にしていないので、過去を遡っても漫才師がコンビとして出演するのは本当に珍しく、ここ5年では2021年の和牛だけだ。

2006年結成の和牛は『M-1グランプリ』で毎年のように優勝候補と言われ続け、3度の準優勝はあるもののチャンピオンの称号を手に入れることはできなかった。2019年の同大会で4位に終わり、出場資格を2年残したままM-1を卒業することを明らかにした。しかし「漫才師として舞台を第一にする」という姿勢は変わることなく、テレビのレギュラー番組を抱えながら1年間で500ステージをこなす。『情熱大陸』では舞台に登場する前、客席の年齢層や男女比、団体客の有無など細かくチェックして漫才のネタを決める様子や、ステージを降りてからすぐに反省を始める2人のストイック姿が紹介され、大きな反響を呼んだものだ。

2022年最初の『情熱大陸』に錦鯉が登場することから、2021年の『M-1グランプリ』ファイナリストらに並行して取材していたのではないか―という声がネット上で見受けられる。だが同大会のドキュメンタリー番組は例年通り、