21センチにまで成長していることが明らかになった。
そして腫瘍の影響により、発熱や敗血症などを患ったことから入院生活は2月中旬まで続いたという。体重が減り、弱っているマイリさんに医師は緩和ケアを受けるしかないと判断した。そして3月末には「もし結婚式の日を早めることができるなら、そうすべきだ」と告げられたという。
たった9日間で結婚式の準備をしたというデヴィッドさんは当日の様子をこのように明かしている。
「あの日は本当に特別で、これ以上ないほどの素晴らしい一日になりました。家族が3段のケーキを作って110人のゲストが祝福してくれました。指輪のことは何も考えていなかったのですが、宝石店の計測器を病院に持って行きマイリの指のサイズを測った翌日に指輪を受け取ることができたんです。入院中に転倒して股関節を骨折してしまったマイリはバージンロードを歩くことができませんでしたが、息子が車椅子を押してくれました。」
「さらにサッカーのアストン・ヴィラFCの大ファンであるマイリのために、同クラブでミッドフィルダーとして活躍するジョン・マッギン選手(John McGinn)が『家族と共に過ごす最後の瞬間が最高でありますように』とメッセージを送ってくれたのです。私たちは大満足でした。そして嬉しいことに、私たちの結婚式をきっかけに息子のスチュアート(Stuart)も恋人にプロポーズしたんです。」
現在は24時間モルヒネなどの薬を使って緩和ケアを受けているというマイリさん。デヴィッドさんは長年連れ添った最愛のパートナーである彼女への思いをこう語っている。
「私がマイリにプロポーズしたのはずっと前のことです。でも結婚より大事なことがいつもあったし、一緒にいられるだけで幸せでした。本当は私が退職する前に結婚するのが良いだろうと思っていたのですが、パンデミックが始まってしまったので叶いませんでした。私たち夫婦には色々な計画があったのですが、今はマイリが余命わずかであることを受け入れて、一日一日の計画を立てています。そして彼女の命が尽きた時はより良い場所に行けることを信じています。」
画像は『The Mirror 2022年4月24日付「Man rushed to marry after wife diagnosed with ‘largest tumour doctor had ever seen’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)