子犬の体を乾かしていくうちに他の子犬とは違う点に気付いた。
「子犬の体を乾かし始めると体が緑色で、『何かおかしい』と感じました。そしてグーグルで『子犬が緑、何が起きている?』と調べてみると、どうやらこれは非常に珍しい事例で、世界でも何度か確認されているようでした。」
トレバーさんの言う通り緑色の子犬が生まれるのは非常に稀で、色素の薄い子犬が胆汁に含まれる緑色の色素「ビリベルジン」と接触することで起こると考えられており、緑色は成長とともに薄れていくという。
アトランティック獣医大学で教鞭を執るブロンウィン・クレーン博士(Bronwyn Crane)は「正確な数値は分かりませんが、1万分の1以下の確率ではないかと思います。私自身は過去に緑色の子犬と出会ったことがありません」とコメントしている。
緑色の子犬が誕生する確率は極めて低いようだが、2020年10月にはイタリアでラブラドール・レトリバーから緑色の子犬が誕生したこともあった。
トレバーさんは「本当に驚いていますよ。滅多にないことですので、緑色の子犬を目にしただけでなくその当事者になれたことは非常に幸運だと思います。こうした幸運な経験をした話はよく聞くとは思いますが、その場にいて目撃することができて良かったです」と緑色の子犬の誕生を喜んだ。
珍しいこの子犬の姿を見た人々からも「風変わりだけど可愛いね」「お母さんは緑色の野菜が入ったエサを食べていたのかな?」「本当にキレイな緑色だ」などのコメントが寄せられていた。
なおこの子犬の名前のアイディアも届いており、“ワサビ”や映画『シュレック』のヒロイン“フィオナ(Fiona)”、マーベル作品に登場するキャラクター“ハルク(Hulk)”など緑のイメージが強い物やキャラクターの人気が高かった。トレバーさんたちは今もこの子犬の名前を考えているという。
画像は『Audra Rhys 2022年1月29日付Facebook「A few videos, more pictures and pictures of their little lucky green Irish hulk girl – Born Jan 27, 2022」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)