このように語っている。

「本当に美しく、とても素敵な光景でしたね。今まで白い鹿を見たことがなかったので、特別と感じる以上の気持ちでした。バケットリスト（死ぬまでにやりたいことリスト）にチェックを付けられた瞬間になりました。」

白い動物と言えば遺伝子疾患のアルビノが挙げられるが、イギリスの鹿協会「The British Deer Society」によると、白い鹿はダマジカ（fallow deer）と呼ばれる鹿のカラーバリエーションの一種だという。

ダマジカはコモン（Common）、メニル（Menil）、ブラック（black）、ホワイト（White）と毛色によって4種存在するが、今回発見されたホワイトは他の3種と比べて見かける頻度は少ない。また他の種でも稀に白い個体が確認されるが、そのほとんどは今回のように真っ白というよりは通常より白っぽい色という。

真っ白な鹿との遭遇を「まるで魔法のようだった」と明かすクリスティーンさんは、撮影した写真をFacebookグループ「Oxford Mail Camera Club」に投稿した。美しい白い鹿を見た人々からは「これは素晴らしい」「素敵な写真だね」「もし雪が降っていたらここまでキレイに撮れなかっただろうね」などといったコメントが届いている。

なおこの白い鹿の安全を守るため、クリスティーンさんは目撃した場所の詳細は公表していない。

画像は『Oxford Mail　2022年1月6日付「Rare white deer spotted on Oxfordshire border」（Picture: Christine Crook）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）