海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】大切なぬいぐるみを失くした娘のためにFacebookで協力を求めた父親 1600キロ超を旅して自宅に戻る(英)

その後も宅配便を使って取り戻そうと試みたが失敗に終わった。

「娘は数週間そのことに触れなかったので、もう忘れたのかも知れないと思っていたんです。でも1週間ほど前、寝る前に『もうカーウィーは帰ってこないんだね』と泣いていました。」

そのように明かす父親のリチャードさん(Richard、40)は、最後の望みをかけてFacebookの会員制グループ「Travel Iceland」にこの出来事を投稿し、何かいい方法がないかアドバイスを求めることにしたという。

特に期待はしていなかったリチャードさんだったが、「驚いたことに、見ず知らずの人たちからカーウィーがイギリスに戻る旅を手伝うというコメントが20件ほど寄せられました。それを確認すると『レイキャヴィークからロンドンに飛ぶのでカーウィーを連れて行くことができます』とか『そこで手渡すことができます』など、本当に私たちを助けてくれようとしていたんです」と明かした。

その後、リチャードさんはアイスランド在住のオジン・イングバソンさん(Óðinn Yngvason、43)とハルドル・イングバソンさん(Halldór Ingvason、46)の2人に連絡を取り、カーウィーを取り戻す計画を立てたそうだ。

そして11月10日、オジンさんはキャンプ場でカーウィーを受け取った後、山や滝に立ち寄り記念撮影をしながらハルドルさんが待つレイキャヴィーク空港に向かった。無事にカーウィーを受け取ったハルドルさんもまた、ロンドンのスタンステッド空港に向かう機内で写真を撮ってカーウィーの旅の様子を伝えていたという。

その様子を見守っていたリチャードさんはこのように語っている。

「2人は道中、たくさんの近況報告をしてくれました。また旅の途中でカーウィーにはツノメドリのパフィーという仲間ができたことを教えてくれました。ハッティーには内緒にしてサプライズにしようと思っていたのですが、どうしても写真を見せたくなって。写真を見た娘は、『カーウィーが帰ってくるの? 目が覚めたときにカーウィーがいたらうれしいな!』と楽しみにしていました。」

11月11日にロンドンのパブでハルドルさんと合流しカーウィーを受け取ったリチャードさんは、家に帰って眠っているハッティーちゃんの枕元にカーウィーを置いた。翌朝、目を覚ましてそれに気づいたハッティーちゃんはとても感激していたという。

協力してくれたオジンさんとハルドルさん(画像は『The Mirror 2021年11月15日付「Girl, 10, reunited with teddy lost 2,300 miles away at remote Iceland campsite」(Image: Halldór Ingvason / SWNS)』のスクリーンショット)

リチャードさんは「ハッティーはすごく喜んでいて、おもちゃを全部出してパーティーをしていました。私はこれまでソーシャルメディアはネガティブな面も多いため、利用するのをためらっていました。しかし実際には、協力的で素晴らしい人々とすぐに連絡を取ることができました。私ももっと誰かの助けになりたいと思うようになったし、この恩は絶対に忘れません」と述べ、来年もまたアイスランドに行きたいと話している。

画像は『WalesOnline 2021年11月15日付「Ten-year-old reunited with toy cow after kind strangers fly it 1,000 miles home」(Image: Chrissie Sains / SWNS)』『The Mirror 2021年11月15日付「Girl, 10, reunited with teddy lost 2,300 miles away at remote Iceland campsite」(Image: Halldór Ingvason / SWNS)(Image: Chrissie Sains / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

飛行機に乗ったカーウィー(画像は『The Mirror 2021年11月15日付「Girl, 10, reunited with teddy lost 2,300 miles away at remote Iceland campsite」(Image: Halldór Ingvason / SWNS)(Image: Chrissie Sains / SWNS)』のスクリーンショット)

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