「もう見つからないかも」―そう思っていたものが発見された時ほど嬉しいことはないだろう。このほど大切にしていたぬいぐるみを失くしてしまった息子に寄り添い、親切に対応してくれた遊園地のスタッフに心を揺さぶられた母親が一連の出来事をFacebookに投稿した。その内容があまりに感動的だと話題になっている。『The Sun』『The Mirror』などが伝えた。
英ヨークシャー州ウィットビーの遊園地「プレジャーランド・アミューズメント(Pleasureland Amusements)」を訪れたヘレン・ルプトンさん(Helen Lupton)と息子のブレイク君(Blake)は、施設内で遊んでいたところお気に入りのぬいぐるみを紛失してしまった。それは紫色のナマケモノで「スローシー(Slothy)」という名前だった。
一日中外出していて帰りが遅くなったその日、家に着くまでスローシーがいないことに気がつかなかったという。遊園地内のどこかに置き忘れたようだ。
翌日、ヘレンさんはスタッフ宛にメッセージを送り、ぬいぐるみの落とし物がないか確認したがどこにも届いていなかった。
彼女は「仕方がないので諦めようと思いました。ブレイクに『スローシーは遊園地がとても楽しくて、もう少しそこにいたいんだって』と伝えると、目に涙を浮かべていました。とてもかわいそうで胸が痛みました」と、その時の心境を振り返っている。
ヘレンさんはブレイク君に別のおもちゃを与えようとしたが、スローシーの代わりになるものは見つけられなかったという。
しかし数日後、驚くことに遊園地のスタッフから「スローシーが見つかった」とメッセージが届いた。
驚きと喜びでいっぱいになったヘレンさんは「ブレイクに伝えるととても喜んでいました。私たちは地元に住んでいないので、施設のスタッフに郵送してもらえないかとお願いしたところ、快く引き受けてくれました」と明かす。
それから数日後、