タミーさんは可能な限りの支援を行いたいと考えた。そこでパンプキンの脚が麻痺している原因を調べるために、専門獣医のもとでMRIスキャンを使った精密検査を行うことにした。
しかし検査のためにはサリー州という離れた場所に行かなければならず、さらにMRI検査には3000ポンド(約47万円)の費用がかかることが分かった。すぐに準備できる金額ではなくタミーさんは頭を抱えてしまった。
そこで思いついたのが、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」で募金を呼びかけることだった。タミーさんは「知り合いが少し募金してくれる程度かな」と思ってページを立ち上げたが、予想外の事態が起きた。
なんとページを立ち上げてから、わずか5日間で5000ポンド(約78万円)もの募金が集まったのだ。現在は目標金額の7000ポンド(約110万円)を上回り、7480ポンド(約117万円)に達している。
さらに「Winston’s Wheels」という犬用の車いすを提供している団体から、パンプキン用の車いすまで寄付してもらったという。
タミーさんは「本当に感激していて、まだ現実味がないですよ。多くの人の寛大な心には本当に驚かされました」と見ず知らずの人々からの善意に驚きを隠せないようで、このように続けた。
「募金は大成功となり、本当に素晴らしいことです。今回の件をシェアし、気にかけてくださった親切な皆さん全員に感謝しています。MRI検査や今後の治療も決して安くはないので、パンプキンを助けるためにこれからも支援が必要です。」
「パンプキンを保護してくれたブリーズ・イン・ニードがいなければ、パンプキンは今ここにはいません。本当に感謝しています。」
なおパンプキンは今月27日にMRI検査を予定しており、この検査によって脚の現状を確認することで、適切な治療を受けることができるという。現在パンプキンはもらった車いすを使い、不慣れな様子ながらも元気に歩き回っている。
画像は『The Lincolnite 2021年10月18日付「Pumpkin the paralysed puppy gets walking wheels thanks to £5k fundraiser」(Photo: Tammie Fox)』『Pumpkin Puppy 2021年10月22日付Facebook「Today I experienced Green grass」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)