前作にはマヂカルラブリーが『M-1グランプリ2020』優勝時に漫才か否か物議を醸したつり革ネタのゲームが収められている。今度はオンラインになるため「『つり革』は世界中の人が集まりますので満員電車になります」と野田社長が予想。最後に野田社長が「スーパー野田ゲー」と叫び、視聴者が「WORLD」と続けて唱和して記者会見は終了した。
会見終了後のマスコミ向けの囲み取材で野田は「今回の記者会見はリハーサルでは5分で終わってしまうと全員が焦りまして。5分で終わる記者会見なんてやっていいのかと。いざ本番を迎えたら芸人の力で16分まで延ばすことができました!」と達成感に胸を張った。「全員で遅延行為。延ばして延ばして、何度も同じことを繰り返し、なんとかみんなの力で記者会見を乗り切ったと思います! ありがとうございます」と感謝したが、確かに同じ言葉を繰り返したり、妙に長い間があったが、このような事情だったのか。
相方の村上は「非常に現場はスベった空気が流れていたので、観ていらっしゃる方がどう思ったか分かりませんが、新しいゲームを作るというのでそちらはスベらずに成功させて欲しいなと思います」と野田にエールを送った。
「FANY GAMES」の“社長”に就任した野田は「これまで吉本もゲーム事業には何度も挑んでは潰され…しかしここで新しい若社長・野田クリスタルが吉本のゲームを背負い、ゲーム界のてっぺんを目指そうかと思っております。てっぺんです!」と目力を込めてやる気をみなぎらせた。
「スーパー野田ゲーWORLD」は前作と同様に野田クリスタルと「ことばのパズル もじぴったん」の生みの親で 面白法人カヤック所属のゲームクリエイター後藤裕之氏が再びタッグを組むNintendo Switch専用ダウンロードゲーム。19日22時に「FANY Crowdfunding」でクラウドファンディングを開始したが、すでに支援総額は930万円を超えた(20日14時現在)。初のオンライン対戦機能を搭載し、世界中のプレイヤーが国籍性別年齢を超えて野田ゲーを通してつながり、笑い合ってもらえることを目指すという。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)