『M-1グランプリ2020』で優勝してからテレビ番組でも活躍が続くマヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)。『M-1』では、野田の自由奔放な動き回るボケに村上がツッコみ続けるというスタイルに「これは漫才なのか」という論争が繰り広げられたことも記憶に新しい。その村上のツッコミの師匠は、ドランクドラゴンの鈴木拓だという。
20日放送TBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』では、マヂカルラブリーをゲストに迎えた。ゲストコーナーが始まると、ナイツ塙宣之がいきなり「申し訳ございません」と土下座で謝るという事態に。というのも、塙の著書『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(2019年8月)で、マヂカルラブリーのツッコミ担当・村上を酷評していたためだ。その内容は、マヂラブの漫才は村上がいることによってつまらなくなっているというもので、塙は本人を前に「(自身の著書の)『言い訳』に対する言い訳はない。申し訳ない」と平謝り。マヂラブが優勝を決めた2020年の『M-1』でのネタは、審査員をしていた塙も「信じられないぐらいウケていた。揺れるぐらいウケていたよね?」とものすごい爆笑だったと思い返していたが、村上は「こんなにつまんない村上を擁してよくウケましたよね? 塙さん」と嫌味を放って反撃していた。
その村上のツッコミは、実はドランクドラゴンの鈴木拓が師匠だという。塙が「村上は大筋で言うと鈴木拓派だから、あなた(相方の土屋伸之)と一緒ですよ」と話を振ると、村上が「えっ、マジですか?」と土屋も鈴木派だということに驚いた。「僕はがっつりツッコミを拓さんに教えてもらってるんで」という村上は、お笑いを始めて4、5年ぐらいの頃「ツッコミもほぼ意味わかっていなくて」という状態だったが、鈴木が「思ったことを大きい声で言うのが一番面白いだろ」とアドバイスしたそうだ。それがその後の村上のツッコミの信条となったようだ。
ところがこの話に、