マスク姿の男性が袋をもってハリーを誘導する。
ボビーさんは「ハリーはついてくるわよ。進んでいって」と男性に通路の先へ向かうよう指示し、恐る恐るながらもハリーが進んでいくのを確認すると「もっと先まで行けるわよ、ほら」「ハリーは飛び跳ねたがっているわ」と男性に奥に進むよう促した。
するとハリーも慣れてきたのか、次第にジャンプをして男性のもとへ向かっていった。
ボビーさんがこの動画を自身のインスタグラムに投稿したところ、PSAの経営母体であるアメリカン航空が客室乗務員を紹介するアカウント「AASTEWS Living Life In The Sky」に取り上げられ、動画は瞬く間に拡散した。
動画を見た人からは「かわいすぎる!」「私もカンガルーのいる飛行機に乗ってみたい!」「僕はたまたまこのカンガルーの横にいたんだけど、本当に可愛かったよ!」などのコメントが寄せられた。
しかしなかには昨年12月に米運輸省が発表した「航空アクセス法」の改正で、「なんでこのカンガルーは搭乗できているんだ?」と疑問の声も見受けられた。
これは「アニマルセラピー制度」について、ポニーや豚、クジャクを搭乗させようとして断られる者が出るなど、常識を逸した同伴が問題になっていた背景がある。これを受けて新規定では「今後は無料で同伴できるのは介助犬のみ」との改正がなされたのだった。
だが新規定は2021年2月より施行されるため、あるユーザーから「ハリーは滑り込みセーフだね」といったコメントが届いており、カンガルーが機内で見られる最後の動画だったのかもしれない。
画像は『AASTEWS Living Life In The Sky 2021年1月17日付Instagram「WHYYY aren’t I ever on the animal transport flights?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)