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writer : ac

【海外発!Breaking News】急死したメスに代わり子育てするオス オランウータンでは「珍しい」と動物園(米)

こんなエピソードを伝えた。

「ベラニはヘスティの父親ではありませんが、ニアスが亡くなる以前からヘスティを我が子のように可愛がっていました。ですからベラニがセラの世話を始めたことは、私たちにとってはそれほど驚きではなかったのです。」

「ニアスは家族のリーダー的存在だったので、ベラニが100%ニアスの代わりになることはできません。ただヘスティはもうそろそろ赤ちゃんが産めるようになり、セラが親離れするのもそう遠くはないため、代理母が必要というわけでもないのです。ただ私たちは、ベラニがセラに手を差し伸べてくれたことをとてもありがたく思っています。」

セラを抱っこするベラニ(画像は『Denver Zoo 2021年1月13日付Facebook「For everyone wondering how our little Cerah is doing」』のスクリーンショット)

近年は森林の伐採などによる生息地の減少で、オランウータンの個体数は激減している。野生のオランウータンの生息数は14000頭を下回るとみられており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは近絶滅種(もっとも絶滅が危惧されるカテゴリー)に指定されている。

このニュースには「頭が良くて威厳がある。オランウータンは大好き。母の死因は何だったんだろう。心が痛む」「父の誇らしそうな顔が印象的」「野生のオランウータンはエサが限られているから、単独行動をする。動物園とは環境も違うけど、独立していない子供にとっては家族がいるって心強いと思う」「素敵なニュース。子供の甘えた顔が可愛い」「オランウータンを絶滅させてはいけないね」といったコメントがあがっている。

画像は『Denver Zoo 2021年1月13日付Facebook「For everyone wondering how our little Cerah is doing」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ベラニに甘えるセラ(画像は『Denver Zoo 2021年1月13日付Facebook「For everyone wondering how our little Cerah is doing」』のスクリーンショット

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