ジャクリーン・ケネディやローラ・ブッシュ、ナンシー・レーガン、ヒラリー・クリントン、ミシェル・オバマといった歴代ファーストレディ達の御用達ブランドとして知られている。またダイアナ妃やキャサリン妃、メーガン妃といったイギリスのプリンセス達、そしてスペインやギリシャ、デンマークなど世界のロイヤルプリンセス達にも長年愛され続けているブランドだ。
米時間9日には「Oscar de le Renta」の公式Instagramがバイデン夫妻の写真をアップし勝利を祝福、新ファーストレディのためにドレスを入念に準備するアトリエ風景も公開している。
来年6月に古希を迎えるジルさんは、年齢を感じさせない可憐な装いも人気の理由の1つだが、彼女が新ファーストレディとして国民の人気を集める最大の理由は政治家の夫を支える傍ら、自らも教育者としてのキャリアを大切にしているからだろう。4つの学位を持つジルさんは現在200万人超のフォロワーを抱えるインスタグラマーで、プロフィール欄では“生涯の教育者”と自らを形容している。
バイデン次期大統領は、勝利演説のなかでそんな妻のキャリアを、
「妻は生涯を教育に捧げてきましたが、それは彼女にとって単なる職業ではありません。教育は彼女という人間そのものです。」
「教育に携わる国民の皆さんにとって、今日という日は素晴らしい一日です。皆さんと同じ教育者がホワイトハウスに入るのですから。」
と誇らしく称賛し、
「何度も繰り返し言ってきましたが、私はジルの夫です。」
「妻は素晴らしいファーストレディになるでしょう。」
と愛妻家な面を披露したのも記憶に新しい。
夫の副大統領在任中も「ノーザン・バージニア・コミュニティ・カレッジ」にて教鞭をとっていたジルさんは、8月に行われた『CBS News』のインタビューでも「もしファーストレディになっても、教えることは続けていくつもり」「皆さんには教育者達を高く評価し、彼らの貢献に理解を示してほしい」「教育者の職業地位を高めたい」と仕事への情熱と意気込みを語っていた。
今後は初の“ワーキング・ファーストレディ”として、夫のサポートと自身のキャリアを両立させていくジル・バイデンさん。ファンションだけでなく、そんな彼女の生き方には今後ますます注目が集まりそうである。
画像1、2枚目は『Oscar de la Renta 2020年11月8日付Instagram「Today we congratulate our president elect Joe Biden and First Lady Dr. Jill Biden.」、2020年11月9日付Instagram「Hope springs eternal.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)