アメリカ国民が、そして世界がジョー・バイデン次期大統領に関心を寄せるなか、新たなファーストレディとなる妻のジル・バイデンさんにも注目が集まっている。勝利演説時に着用していたミディ丈のドレスが数時間で完売するなど早くもファッションアイコンとしての存在を見せつけているジルさんだが、人々の関心を集めるのはどうやらファッションだけではないようだ。
米時間7日、ジョー・バイデン氏の地元デラウェア州ウィルミントンにて「勝利演説」が行われた。新型コロナウイルス感染の影響を考慮しドライブイン形式となった屋外会場には、その歴史的瞬間を目に焼きつけようと多くの国民が駆けつけ、それぞれ車の中からクラクションを鳴らすなどして興奮と喜びを分かち合った。
勝利演説では、初の有色女性副大統領となるカマラ・ハリス氏が「私が最初ではありますが、おそらく最後でもないでしょう」と発言をすれば、バイデン次期大統領も「分断ではなく結束を」「再び世界で尊敬されるアメリカに」と呼びかけ、会場を1つにした。
この日の壇上には妻の副大統領就任により初の「セカンド・ジェントルマン」となるハリス氏の夫ダグ・エムホフ氏も話題をさらったが、とりわけ人々の注目を集めたのは新たにファーストレディとなるバイデン氏の妻ジルさんだった。黒のマスク着用で夫の隣に寄り添い、この歴史的瞬間に華を添えたジルさん。夫の一世一代の晴れ舞台で、彼女がチョイスしたのは「Oscar de le Renta」のミディドレスだった。
アシンメトリーな裾のデザインやカラフルなフローラル刺繍がポイントのモダンなこのドレスは、「リゾート2020 コレクション」のもの。定価5690ドル(約60万円)と高価ながら、ジルさんがステージに姿を現したその数時間後に完売したことを『Us Weekly』が報じている。ちなみに「Oscar de le Renta」は、